【コスパ最強】セブ島の格闘技事情|ジムと料金

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私事ですが先月からキックボクシング始めました。

ブランクがかなりあるのですが、高校生の頃習っていたことがあるので正確には再開ですかね。

毎週フィリピン武術は休まず練習しているのですが、フィリピンがロックダウンに入ってから外出頻度がだいぶ減ってしまいました。なので日常の運動量をもう少し増やしたいなと以前から考えてたんですよ。

セブに来て2年以上が過ぎ、ようやく最近お金と時間に少し余裕が出てきました。

フィリピン武術の練習に影響しない範囲で、平日の仕事終わりに何かできないかと思い探してみた結果キックボクシングにたどり着いたわけです。

今は週3回仕事終わりに通っています。運動量がかなり高いので良いフィジカルトレーニングになっています。今後できれば週4か5に増やしていきたいです。

さて、キックボクシングにたどり着く過程で色々調べてみたところ、セブにも沢山の武術や格闘技のジムがあります。そして物価が安いので日本とは比べるとかなり安く習えるんですよ。

セブに住んでいる人やこれから長期で滞在したいと思っている人であれば格闘技を習いに行くのはコスパの良い趣味としておすすめです。日系企業の給料なら興味あるもの全部習えますよ。

今回はセブの格闘技事情と調べてみて分かった習える格闘技と料金について書いてみようと思います。フィリピン武術要素はほぼありません。ご了承ください。

セブの格闘技事情

一般的にセブと聞いて格闘技のイメージがある人はあまり、いないんじゃないかと思います。

「いや、フィリピン武術があるだろ」「アーニスのメッカじゃん」と思った人は知識が豊富な方です。

僕はセブでアーニスを知っている日本人を1人も見たことがありません。

留学や観光目的で訪れる日本人でセブに武術や格闘技のイメージを持っている人は極めて少ないと思われます。

そんな格闘技のイメージの無いセブですが、実はジムはそれなりにあります。

こちらで知り合ったフィリピン人も格闘技やっている、もしくはやっていたという人は結構な割合です。

僕がセブで知り合った人の中で多かったのはボクシング、空手、テコンドーあたりですね。

調べてみると種類も豊富でメジャーな格闘技はほぼ習えます。日本のジムほど設備が充実していたり綺麗なジムはあまりないですが、日本ではありえない値段で通えます。

格闘技のジムのシステムも現地に根ざした特徴があります。

どこのジムにもほぼ必ずあるのが日払いシステムです。

フィリピン人は常に今を生きています。宵越しの銭など持ちません。国民の大半が銀行口座を持っていません。江戸っ子も真っ青です。

なので月単位でお金を払うなんてとても無理という生徒が多いわけです。月謝制だけだと誰も習いに来れなくなってしまいます。フィリピン人の気質に合わせたシステムと言えるでしょう。

日払いシステムのおかげでどこのジムも気軽に体験に行けます。出稽古にも気軽に行けるのでフィリピン人でなくてもありがたいシステムですね。

あともう一つ、フィリピンの格闘技のジムは公式サイトが無いところが多いです。

ほとんどのジムはFacebookを公式サイト代わりに使っています。さすがはFacebook普及率世界一ですね。しかし、Facebook使い慣れてないと情報が見つけにくいです。

セブで習える格闘技とジムの料金

今回調べて見つけたセブ内のジムとその値段について紹介します。日本で格闘技習っている人には、フィリピンのジムがいかに安いかわかりやすいんじゃないかと思います。

値段はペソで紹介しています。為替の変動によりますが大体1ペソ2.15円から2.25円くらいだと思ってください。

2倍より少しプラスすると日本円になる感じです。

ボクシング

フィリピンといえばボクシングですよね。マニー・パッキャオは大人気で試合が放送される日はたとえ日中でも外から通行人や車が消えて町が静まり返るほどです。

競技人口も多いのでセブにも沢山のボクシングジムがあります。フィリピン国内で世界ランカーが最も多いのはセブだという話も聞いたことがあります。

セブで1番人気があるALA Boxing Gymを例に紹介します。

料金は1回なら250ペソ、月払いで2500ペソ。

2500ペソ払えば1ヵ月間毎日通い放題です。ALA Boxing Gymはフィリピン国内だと料金の高いジムになりますが、日本のジムと比較しても劣らないほど設備が充実しています。日払いで気軽に通えるので日本人の留学生で通ったりする人も多いみたいです。

日本のボクシングジムと違うなと思うのがグローブやバンテージを借りるとお金がかかること。何回か通ってみて長く続けていきたいなと思ったら早めに自分用のものを買った方がいいかもしれないですね。

キックボクシング・ムエタイ

何をやろうか色々調べた結果僕が選んだキックボクシング。

フィリピンではボクシングの人気が絶対的なのでキックボクシングのジムはかなり少ないです。そのためジムを選ぶ際の選択肢は限られていたのですが、ボクシングと比べて料金が安かったのは良かったです。

僕が通っているところの料金は1回なら150ペソ、月払い1200ペソで週6回通えます。

料金が安いため設備は日本のジムほどしっかりしてないのと、あまり綺麗といえないですが、トレーナーはミット受けるの上手だったのでコスパはかなり良いと思います。

それともう一つ僕が通っているキックボクシングのジムの近くに、ムエタイのジムもありました。

料金は1回200ペソ、月払いで2000ペソ払えば週6回通えるシステム。

設備が僕が通っているジムより良さそうだったので気になっていたのですが、コロナで閉鎖してから再開するか未定だそう。生徒数も多くていい感じだったのでコロナが去ったら出稽古に行ってみようと思ってます。

ボクシングほどの人気は無いですが、最近はフィリピンのテレビでもONE Championshipが放送されているのでキックボクシング・ムエタイに興味を示す人が少しずつ増えてきているような気がします。今後に期待ですね。

柔術

フィリピンに柔術のイメージは全くと言っていいほど無かったのですが、セブには柔術のジムが結構あるみたいです。少し調べただけで柔術の練習ができるジムを5つ見つけることができました。

特に良さげだなと思ったのがPato Studio Cebuというジム。

東京都豊島区にあるPATO STUDIOの海外支部とのことなので日系のジムということになります。フィリピンのジムにしては珍しく公式サイトがちゃんとあったので今回参考にさせて頂きました。さすが日系。

本部には全日本で優勝するほどの実力を持った選手が所属しているみたいですね。

日本の公式サイトによるとPato Studio Cebuの生徒数は約40人だそうで、ジムも広くて綺麗です。セブでは最もレベルの高いジムなのではないでしょうか。

料金は入会金500ペソ、1回250ペソ、月払いで1600ペソです。

1600ペソで1ヶ月間毎日練習できます。すごいですね。日本だと柔術って他の格闘技に比べて少しだけ割高なイメージがあったのですが、フィリピンだと月約3500円で習えるんですね。セブで習える格闘技の中で最もコスパが良いのは柔術なんじゃないかと思ってます。

実は僕、キックボクシングに通い始める前は柔術を習ってみようかとも思っていました。今まで立ち技の格闘技しかやってこなかったので寝技に挑戦したいという思いがあったからです。

しかし残念ながらコロナ禍のフィリピンでは全ての柔術ジムが去年から閉まったままです。

フィリピンのルールではコロナによる規制が完全に緩和されないと柔術のジムは再開できないそうです。こちらもコロナが去ったら行ってみようかと思います。

Pato Studio Cebu:https://www.cebujiujitsu.com/

MMA

最近はフィリピン国内でもUFCやONE Championshipの人気が高まると同時にMMAに関心を持つ人が増えてきているそうです。

特にONE Championshipにはフィリピン出身のチャンピオンもいるのでこれからさらに人気が高まっていくことでしょう。

セブにもいくつかジムがあるみたいですが、なんと公式サイトがあるジムを発見したので参考にさせて頂きます。

セブに来たことがある人なら一度は訪れるであろうアヤラモールの近くにCEBU MMAというジムがありました。交通の便が非常に良い立地なので通いやすそうです。

料金は入会金500ペソ、1回なら150ペソ、月払いで1000ペソです。

月1000ペソで打撃と寝技両方の練習が週5でできるなんて最高ですよね。僕の家からのアクセスも良いのでここも気になるジムの一つです。

公式サイトを見たところ、セブ内でMMAのイベントを開催しているらしく積極的に活動しているようです。

ジムはローカル感のある雰囲気ですが、柔術衣を着用したグラップリングのクラスもあるようでかなり本格的です。

生徒数も多く皆楽しそうに練習しているので、MMAを練習する環境としてセブ内ではかなり良い方ないんじゃないかと思います。

CEBU MMA:http://cebumma.com/

おわりに

今回は僕が興味があったものを調べたついでに書いたのですが、上記以外の格闘技や武術が練習できるところもあります。

人から聞いたことがある程度の知識ですが僕の知る範囲だと、空手、テコンドー、剣道、合気道詠春拳、散打、シラット、カポエイラなどです。

セブに住んでみるとフィリピン人の格闘技と武術に対する関心が高いことが実感できます。

余談ですが、1970年代頃には既に日本から来たタカハシなる空手家がセブにいて、フィリピン人に空手を指導していたそうです。丸太のように太い腕と素早い動きが評判で、セブの武術家の間では知らない人はいないほど有名な方だったそうな。

これは僕のフィリピン武術の先生から聞いた話なのですが、約50年前には既に日本の空手がフィリピンで普及し始めていたとは驚きでした。

どの格闘技、武術もフィリピンからすると海外のものなので、昔から多くの格闘家や武術家が普及のためにセブを訪れていたのでしょうね。

セブでは習える場所がまだ無い格闘技もあります。まだ指導者がいない格闘技や武術をやっている人は、セブでインストラクターを始めればパイオニアになれるかもしれませんね。

今回はセブで習える格闘技と武術を紹介しました。今後セブに来る予定がある人や移住予定の人の参考になればと思います。